15.「ささえあい」の再生を目指して
石巻市では東日本大震災によって崩れた地域住民の関係を再構築することが課題となっています。社会福祉協議会では、地域福祉コーディネーター制度によって、地域でささえあう関係づくりに取り組んでいます。
石巻市では東日本大震災によって崩れた地域住民の関係を再構築することが課題となっています。社会福祉協議会では、地域福祉コーディネーター制度によって、地域でささえあう関係づくりに取り組んでいます。
震災の影響が表面化してきた3年目、災害を受けて疲弊した地域福祉を再生するために、地域包括ケアのモデル事業が始まることになりました。今までの縦割りの弊害を排して、多職種連携による地域福祉を目指す取り組み
阿部さんが言うには、NPOやNGOは縦割りで、自分たちに都合のいい相手としか付き合わないそうです。今後、よりよりボランティア活動を続けるためには、お互い柔軟な態度で組織間の連携づくりが必要だと指摘して
東日本大震災から3年が経過して、被災者の生活不安や孤立は増すばかりです。そうした課題に対応するために、社協では地域福祉コーディネーター制度を作って、地域福祉の再生に取り組んでいます。
災害ボランティアの力を借りて、地域の住民パワーを再起させる活動もしていました。その第一が側溝掃除でした。さらに、社協では被災者をコーディネイターとして採用し、地域と人をつなげる事業にも取り組んでいまし
災害ボランティアセンターで受け入れたボランティアの数は11万人を超えています。参加者の分布を都道府県別でみると、地元の宮城県からのボランティア数は4位でした。
災害ボランティアセンターで受け入れたボランティアの他にも、NPO・NGOによって組織されたボランティアがいました。そのような団体同士の連携を図るため、連絡調整機関が設けられ、それが石巻災害復興支援協議
災害ボランティアセンターへ、大挙して来る企業とか個人のボランティアは、地域事情や作業内容、リスクなどが分かっていない状態でした。そういったボランティアをとりまとめて支援するボランティアもいました。
阿部さんが言うには、ボランティアの多くは、見た目で「ガラが悪い」が、1000年に一度という災害に真摯に向き合っていました。真剣になるあまりに、ヒートアップするボランティアもいましたが、それだけに大きな
発災直後から災害ボランティアセンターでは、様々なボランティアを受け入れ、コーディネートしてきました。そうした運営の成果から、石巻市社会福祉協議会は石巻市からの信頼を得て、仮設住宅の支援を一手に引き受け
東日本大震災の3年前から、石巻市社会福祉協議会の阿部由紀さんは、石巻の大学の敷地を使って災害ボランティアセンターの設置を計画していました。運良く、関係各所との取り決めを交わし、準備ができていた状態で、
東日本大震災の災害ボランティアセンターで奮闘していた、石巻市社会福祉協議会の阿部由紀さん。いつ起こるか分からない災害から身を守るためには、普段から最悪の状態を想定して、臆病に行動することだと言っていま
東日本大震災の仮設住宅支援や復興起業家育成に10年間携わってきました。現在は震災復興に関する講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまとめて公開しています。