復興ボランティア学は東日本大震災の復興支援記録を発信しています
震災から3年目の2013年。避難所の解消や復旧の進展によって、ボランティアたちの撤退が目立ってきました。そこで、私たちは「復興ボランティア学」を開講し、ボランティアの足跡を残すことにしました。そして、8年目となる2021年に復興ボランティア学は100講演を達成したことから、これまでの記録を公開することにしました。
「知ること」から始まる復興
「復興ボランティア学」は
東日本大震災の「ほんとうの課題」と
それを解決した「市民の力」の成果を
記録として残しています。
震災から3年目の2013年。避難所の解消や復旧の進展によって、ボランティアたちの撤退が目立ってきました。そこで、私たちは「復興ボランティア学」を開講し、ボランティアの足跡を残すことにしました。そして、8年目となる2021年に復興ボランティア学は100講演を達成したことから、これまでの記録を公開することにしました。
東日本大震災後、東北の他の地域でもOCICAみたいなものづくりの事業が芽生えている。そのようなものづくりの種を育てるために、多くの人に知ってもらうメディアづくりを始めた。さらに、震災復興支援の立場から
鹿のツノと漁網といった地域資源の活用から始まったOCICAの事業は、金がなくてもスタートできる事業のヒントになればと考えて、活動のプロセスをまとめた本を出版した。カキの加工場が再開した現在でも、OCI
ドリームキャッチャーをモチーフにしたOCICAの作業はミリ単位で切り込みを入れる難しい作業。でも、女性たちは自習練習をしながら腕を磨いてつくっていた。そこへ被災地のために手伝いたいという若者を連れてき
最初は自分たちでデザインを考えて、鹿の角のアクセサリーをつくり始めた。あるとき仙台パルコの催事に出展してみたものの全く売れなかった。それがきっかけでデザイナー探しが始まった。しかし、鹿の角は素材自体に
牡鹿半島では1年間で1,000頭ぐらい鹿を駆除している。その鹿の角を加工すれば、よい手仕事になると考えた。最初に猟師さんとコンタクトをとって、鹿の角を約200本ほど手に入れた。次は加工だ。しかし鹿の角
牡鹿半島には30浜(漁村)がある。面白いのが、浜ごとにカキとか、わかめ、ホタテなど全然違う漁業をやいる。OCICAの取り組みをした牧浜は、カキ養殖の浜だった。季節になると浜の女性たちが集まって、カキを
震災前は、漁師の奥さんたちはお金を触ることはなった。ミサンガが売れてお金が貯まってくると、それで何かしようという話しになった。震災前から、漁業では出荷できない魚が結構あった、それを女性たちが上手に料理
そうやって牡鹿半島で支援活動をしていたら、漁協の事務局から相談を受けた。漁師の男性たちは緊急雇用で仕事があったが、女性たちはやる仕事がなかったので「何か自分たちでできることはないか」という話し合いをし
今回は、イメージしたことをグループで共有し、疑問点を明らかにしていきます。最初の質問は「避難所からいつ帰宅すればいいのか」。そもそも避難所へいくべきなのか、そうでないのかひとつ取り上げても、一人で想像
ブログカードの幅を100%表示にするには。ワードプレスの編集画面には、ワードプレスの記事の埋め込みができる便利な機能(ブロックというらしい)があります。埋め込みのブロックに記事のURLを書き込むと、ブ
災害ボランティアの力を借りて、地域の住民パワーを再起させる活動もしていました。その第一が側溝掃除でした。さらに、社協では被災者をコーディネイターとして採用し、地域と人をつなげる事業にも取り組んでいまし
阿部さんが言うには、ボランティアの多くは、見た目で「ガラが悪い」が、1000年に一度という災害に真摯に向き合っていました。真剣になるあまりに、ヒートアップするボランティアもいましたが、それだけに大きな
マン」という人のメルマガで出会った言葉に突き動かされて、埼玉の支援物資の集積所でボランティアを始めます。それでも現地へ行きたい衝動を抑え切れず、上司の制止を振り切って被災地ボランティアへ飛び込みます。
牡鹿半島では1年間で1,000頭ぐらい鹿を駆除している。その鹿の角を加工すれば、よい手仕事になると考えた。最初に猟師さんとコンタクトをとって、鹿の角を約200本ほど手に入れた。次は加工だ。しかし鹿の角
阿部さんが言うには、NPOやNGOは縦割りで、自分たちに都合のいい相手としか付き合わないそうです。今後、よりよりボランティア活動を続けるためには、お互い柔軟な態度で組織間の連携づくりが必要だと指摘して
東日本大震災の災害ボランティアセンターで奮闘していた、石巻市社会福祉協議会の阿部由紀さん。ボランティアセンターのあった大学には、臨時の避難所もできていました。阿部さんは避難所の支援もしていて、食べ物の
東日本大震災の仮設住宅支援や復興起業家育成に10年間携わってきました。現在は震災復興に関する講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまとめて公開しています。