動画は2020年6月2日「復興ボランティア学」より、チーム王冠の代表・伊藤健哉さんのお話です。2020年はオンライン開講でしたから4本の動画で提供して頂きました。今回は2番目の動画を4分割したものの1/4本目になります。
2011年5月か6月頃、チーム王冠の在宅被災者支援はなぜか批判にさらされていました。そして政治関係者から、「困っていない」在宅被災者をなぜ支援するのかと、厳しい問い合わせの電話がかかってきたのです。果たして、チーム王冠は、在宅被災者に対する誤解を、どのようにして解いたのでしょうか。
もくじ
チーム王冠 伊藤健哉 Part2-1
「困っていない人たち」という誤解から批判をされました
2011年の5月、6月の頃に、チーム王冠は様々なところから批判を浴びていました。その批判というのは「お前ら何してんの」「何やってんの」というようなことでした。
当時、民主党政権だったと記憶していますが、民主党国会議員の事務所でボランティア活動していた大西恒樹さんと、宮城県議の坂下康子議員から、費を同じくして連絡が来ました。自分の電話が鳴りまして、「何をやってるんだ」と、在宅被災者は被災者じゃない、困ってない人たちに対してその支援をしている輩がいる、どういう事なのか説明をしろということでした。
自分たちは別に困ってない人を支援しているのではなくて、こういうことで困っているいるから支援しているんですよと説明をしました。そうしたら問い合わせの電話が来てから翌日か翌々日ぐらいに、2人ともちゃんと説明しろということで石巻まで来ました。そこで、実際に自分たちが支援をしている被災者へ案内をして、現場を見せて、被災者の人たちと話をして、どういう状況なのか確認をしてもらったところ、て二人とも納得したというか、腑に落ちたようです。
それで、いままで2人へ上がってきた報告と実態が全く違うことを認識してくれて、自分たちがやっていることに、納得がいくというかか、大切なその活動だと理解してくれて、その後サポートというか、後押しをしてくれるようになりました。
500件の在宅被災者にアンケートをしました
その中で、2011年の6月ぐらいだったと思うんですが、大西恒樹さんがプロデュースをする形で、パイプドビッツっていうakb48の総選挙システムを作った会社になるんですけれども、そこの会社が様々な機器を支援してくれて、チーム王冠が案内をするような形で、在宅被災者約500件にアンケート調査をしました。
当時の質問の主なものはというのはお金に関する質問が多かったんですが、その時のアンケート結果っていうのはパイプドビッツが主催をしている「政治山」っていうホームページがあって、その調査特別編「被災地生活状況調査レポート」っていうところで、当時の調査の内容を閲覧することができるので、興味がある人は見てください。(Part2-2へつづく)
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