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2013年4月23日 みらいサポート石巻 中川政治 Part2
東日本大震災の支援活動に参加する前は、ハイチ地震(2010年1月12日発災)の支援活動をしていた中川さん。海外とは違って、被災しても他者を思いやる日本人の姿勢に感動します。その感動が石巻での活動の支えとなりました。
ハイチの被災地と日本の被災地
2010年の1月なので、東日本大震災の1年2カ月ぐらい前にハイチで地震があったんですけど、私はその支援に行ってました。マグニチュード6.9だったので、日本だったら崩れないような建物がいっぱい崩れていました。ハイチの避難所はビニールシートをかけてあるだけっていうようなところに皆さん暮らしていました。支援物資の配布があるとワーッて人が集まってきます。
被害のなかったところはマーケットを普通にやってるので、意外と人がいるんですが、ごみが山盛りになってるすぐ横で食べ物が売っていました。これが私が見たハイチの地震のあとの支援の姿です。それに比べると、東日本大震災では、皆さん整然と並んでちゃんとやってるんだって思いでした。
被災者の姿から日本人の良さを教わりました
私が石巻に着いた次の日のことです、水産高校の近くで、がれきはちょっとのけてあるんだけど、満潮になると水があがってきていました。実はこの近くで物資を配布していたときある女性の方から「うちは物資いらない。ほかにもたくさん困ってる人がいるから、そっち行ってあげて」って言われたんです。3月の末のまだ、水が上がったらイオンにも買いに行けないような時でした。
そのときにやっぱり日本人ってすごいなと。やっぱりこういう良さを大切にして、活動をしていきたいなって思ったのが2年前の3月です。石巻に来て、初めに会った方が自分も困ってるけど誰かのためにっていう人だったことが、その後の2年間の僕の活動に大きな影響を与えているなって思っています。
そのあとに石巻専修大学5号館の3階で、どんな支援がいいかっていうのを毎晩話し合いをしているというので、ここにいたら、いろいろな支援に関われるんだろうって思って、石巻での支援活動をスタートしました。
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