3-1.自分の得意をボランティアに活かす(2020年にじいろクレヨン)

2020年 にじいろクレヨン Part3-1

津波の街だった石巻で子供たちの遊び場づくりを始めた「にじいろクレヨン」。これまで9年間の活動はボランティアによって支えられてきました。それぞれの特技を活かして、子どもたちと遊ぶことで活動は続いています。

動画は2020年6月30日「復興ボランティア学」、にじいろクレヨンの代表・柴田滋紀さんのお話です。2020年はオンライン開講だったので、授業内容を4本の動画で提供していただきました。今回は3番目の動画を3分割したものの1本目になります。

9年間の活動実績を話したいと思います

子供の居場所づくり、遊び場作りの活動回数は、これまでで5882回、参加された人たちは65882人です。この活動を続けられたのも、ボランティアがたくさん来てくれたからなんですけれども、現在も登録者400人ほどの方にボランティア登録をして頂いております。常時いまも来てくださっているのは大体20人ぐらいの方が定期的に活動に参加してくれています。

黄色いビブスを着てる人たちがボランティアなんですけれども、この中には社会人の方、遠くは東京だったり、山口県だったり、福島県から来てくれてる方もいました。年代も様々で70代の方もいれば50代の方、若い人では高校生、看護学校の生産者も参加してくれました。この活動自体、始まりは避難所で、まさにこの石巻専修大学も避難所になっていました。そこで石巻専修大学の学生さんもボランティアで参加されました。今もずっとこの9年間、人は変わるんですけれども、学生さんの中でもボランティア参加してくださって、子供の居場所づくりを一緒にして、この活動を支えてくれてきてました。

ボランティアのみなさんが特技を活かして活動を支えてくれました

実際にどんなことをしてきたかですが。私は美術を学んでいたので、子供達と絵を書いたり、粘土で遊んだりしました。また、さっきも言ったように、剣道をやっていたので、剣道を生かしてですね、チャンバラごっこをしたり。そんな自分の得意としてるところを活動に活かしてやってきました。

なのでボランティアさんによってはですね、例えばその絵本の読み聞かせやりたいんだとかっていう人がいれば本の読み聞かせだったり、音楽が得意な人だったりすると、一緒にですね笛吹いてみたりとか、太鼓を叩いてみたりとか、本当に色んなことをずっとやってきました。

この方は、ムラさんていうのですけれども、ものづくりが得意な方で、コマ作り、爪楊枝さしたりとかして、コマ作ったりとか、あと竹とんぼ、竹をとってきて、自分で山から竹取ってきて、その竹を削って竹とんぼつくってくれたりとかしてくれました。あとこの方、テニスが趣味なんですけどそれを生かして、ピンポンをやってくれたりなど、子供達とよーく遊んでくれました。もう本当にいろんな方々が、いろんな特技を生かして、ボランティア参加してくれたことで、活動を支えられてきたと思ってます。

動画Part3-1( にじいろクレヨン)

やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援、復興起業家育成に関わってきました。大学では、震災復興を考える講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまてめて、公開しています。

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やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援や復興起業家育成に10年間携わってきました。現在は震災復興に関する講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまとめて公開しています。

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