「みらいサポート石巻」専務理事中川政治さん
東日本大震災の復興支援活動の記録を残すため、2013年に始まった「復興ボランティア学」第1回です。数ある復興支援団体の中で最先鋒で登壇したのは、みらいサポート石巻(現、3.11みらいサポート)専務理事の中川政治さんです。

石巻市は東日本大震災で最大の被害を受けた地域です。発災直後から多くの支援団体が集まってきました。みらいサポートの前身は、そうしたNPOの連携調整をする石巻災害復興支援協議会という機関でした。行政と民間が協働して災害支援にあたる「石巻モデル」と呼ばれる支援体制をつくった機関です。
講演では、ボランティア団体の連携したことによって、それが大きな力となり、復旧作業が早まったと話していました。「炊き出し」や「マッドバスターズ」など、大きな成果を上げた事例を説明してくれました。
このような力の結集は「協調的競争」といえます。各々の支援団体は復旧という目的の元に行動を共にしているけれども、現場の作業では相手より高い成果をあげようと競争していた結果です。
さて、「復興ボランティア学」は動画を撮影し、公開していたのですが、この時の動画が行方不明となって見つかりません。再編集して公開したかったのですが、残念です。
1つラッキーなことは、講演を文字起こしした講義録は残っています。それは皆さんのお手元に届けることができるかもしれません。
後ほどメール登録フォームをつくりますので、メールの登録を頂ければ、ご連絡致します。
(2013年4月23日「復興ボランティア学」)
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