仮設住宅の支援活動〜TAKE10体操
「復興ボランティア学は」山崎ゼミとともにあります。
「復興ボランティア学」を8年間も続けてこられたのも、石巻専修大学経営学部山崎ゼミナールの学生たちによる地道な復興支援活動があったからです。
5年前、仮設住宅の住民さんの健康維持のために、山崎ゼミの学生が体操教室を開催していました。経営学部の学生なので、特別な体育スキルはありません。そこで、ILSI Japanさんから「TAKE10」という体操プログラムを提供して頂き、学生たちはそれを学んで、体操教室を実施していました。
写真は2015年6月1日に南境第4団地で開催した時の様子です。この時は12人もの住民さんが参加してくれました。体操の前後には住民さんとの語らいの場があり、そこで学生は嬉しい一言をもらったそうです。
嬉しかったこととしては体操教室によく参加していただいている方から言われた一言でした。「最近、知り合いから姿勢が良くなったよと言われたんだ」
山崎ゼミFBページ:https://www.facebook.com/yamazaki.zemi/posts/1021782734498513
こうした一言が、学生たちの励みとなり、体操教室を続けていました。
いまでは、仮設住宅は更地となって、ここに写っている学生も、住民さんも、散り散りになっています。長い復興のほんの一時かもしれません。
私たちがやってきたことは、他の大学のように大人数で支援に訪れたり、イベントをしたりといったことはできません。自分たちが両手を伸ばし、足で歩いて動ける範囲での地味な活動でした。
しかし、このような小さな一歩一歩の積みあげが、「いま」につながっていると信じています。
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