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2013年6月18日 にじいろクレヨン 柴田滋紀 Part1
東日本大震災の当日、消防団の活動中に津波に遭遇し、命からがらに避難した柴田さん。震災前は石巻で画家として活動しながら、子供たちにお絵かきを教えてもいました。避難所に入ってから、いろいろガマンをしている子供たちの姿を見て、遊び場づくりを始めました。それを出発点として、「にじいろクレヨン」の活動は現在まで続けています。
生まれも育ちも石巻です
こんにちは。にじいろクレヨンの柴田と申します。よろしくお願いします。私は全国を回って講演会をさせていただいているのですが、そのときの資料を使って、「震災から2年 にじいろクレヨンの活動 子供が必要とするケアとにじいろクレヨン活動」ということで、お話しさせていただきます。1時間はしゃべりません。50分ぐらいになると思います。
最初に私の自己紹介をします。石巻市出身で、門脇町に自宅がありました。門脇小学校、門脇中学校、石巻高校、日本大学芸術学部で絵を学んで、また宮城県石巻に戻ってきました。今、37歳です。
皆さんに質問ですが、大学の図書館に行ったことありますか。行ったことがある人は手を上げていただけますか。行ったことない人もいるんですか、この大学には、図書館の入り口の所にモザイクアートがありますが、あれはにじいろクレヨンで作った作品です。北上川の絵です。その原画を描いたのが私です。
一応、画家としてやっています。でも食べていけなかったので、お絵描き教室をやったり、美術の非常勤講師をやったり。あとは剣道もやっていて、剣道五段を持っています。道場で教えたりもしていました。
それから近所に消防団がありまして、消防団に入って、地域のためということで活動しました。消防団ってプロの消防士さんとは違って、地域のただのおっちゃんたちに混じって、火事があったらお手伝いみたいな感じでやっていたのです。
にじいろクレヨンとは、そもそも何かという話ですが。宮城県石巻市を拠点に、被災した子供たちの心のケアのための活動をしています。どんなことをやっているかというと、子供の遊び場を作ったりしています。今のだいたいの活動場所は仮設住宅になっています。
今日は、4部構成でお話しさせていただきます。1番目に震災直後の話、2番目ににじいろクレヨンの中身、3番目に石巻の子供たちについて、4番目にまとめとして私から皆さんにお願いというか、メッセージをお伝えしたいと思っています。
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