東日本大震災から数カ月後から、石巻でカーシェアリングの展開を始めた関西出身の吉澤さん。みんなから「タケさん」と呼ばれ、親しまれています。タケさんが1つだけ自信を持っていることは「動く」ということ。この講演の一貫したテーマともなっています。
もくじ
2013年7月30日 日本カーシェアリング協会 吉澤武彦Part1
僕はみんなよりポンコツな人かもしれません
どうもみなさん、よろしくお願いします。日本カーシェアリング協会の吉澤武彦です。武彦なので、タケって呼ばれています。今日はあんまりカーシェアリングの仕組みの詳しい話とか、連合会(仮設住宅自治連合推進会)の話とか、資料を用意していないので、関心のある人はまた聞いてもらったら、いくらでも話しできますので、聞いてください。
私は、こうやって壇上に立ってしゃべるような、そういうふうな柄の人間ではないんです。昨日、元気の湯に行ってきて、その帰りに僕は、人生初のタイヤパンクを経験しました。なんか音がちょっと変やなって思って、コンビニへ寄って車を停めてみたら、タイヤがパンクしていて。うわー、どうしようとか思って、夜中の12時ぐらいだったんですけれど、友達に電話したけど夜中やから出えへんし、どうしよう、オロオロっていう、もうそんなレベルの人間なんです。
だから、ここに立って話をするような人間ではないんです。就職活動をやられている方、今ここにもいらっしゃると思うんですけど、僕は面接の時に、「君はなんでこんなに成績悪いんや」っていうふうに、面接官に言われたことがあるくらいの者なんです。だから、素材としては、ほんとに僕のほうがみなさんよりも、どっちかと言ったら、ポンコツかもしれません。
「動く」ことについては誰にも負けません
ただ僕は、一つだけ自信があるのは、動いたっていうことなんです。もう今日の結論を先言っておきます。僕はただ動いただけなんです。僕が最後の講義らしいので、みなさん散々いろんな事例が今まで紹介されてきたと思います。もしかしたら同じことを言われた方もいるかもしれませんが、結局そこなんです。感じたままに動きました。
今日は、講義の最終回ですので他の方の言われた事といろいろ重複するかもしれませんが、そのいろいろ動いてきはった今までの講師の方々と同じように、僕も一つのサンプルとして、僕がどういうふうに動いてきたのかっていうことと、その背景ですね。
僕の心の中とか考え方ですね。判断の中身ですね。その辺をどういうふうにやっていったのかっていう、目に見えない部分も合わせて、順番に説明していきたいなと思います
僕はカーシェアリングを2011年4月からやっていったんですけれども、震災があってからは、全然違う動きをやっていました。今日は「ボランティア学」ということなので、その震災が起こった瞬間から、僕の動き、それをちょっと追いかけていきたいなと思います。
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