支援の現場から自立を考える(2013年JEN)

2013年

2013年5月14日「復興ボランティア学」の講師は?

2013年「復興ボランティア学」の3人目は、JENの西村真由美さんです。JENは海外の発展途上国で地域開発を行っているNGOです。被災地でも開発経済のモデルを適用して活動していました。

JENは東日本大震災直後の避難所から仮設住宅へと復興のフェイズの変わる段階で活躍していました。2015年10月に石巻事務所を閉鎖し、石巻での拠点活動を終えています。

講演では、震災3年目の時点でJENが取り組んできた活動と、これから取り組む活動について「自立」という視点からお話しを頂きました。

JENの考える自立とは、
1)課題を設定できる
2)その課題を自力で解決できる
3)その課題解決に周りを巻き込める
の3つが達成できたことと提議しています。

自立という観点から、東日本大震災の津波によって何もかも失った被災者支援と国際支援との共通点が見えてきます。

東日本大震災当時の支援活動は「自立」よりも「依存」を深めるものが多かったように思います。何でも無料で配って、手取り足取り手伝って、それが特定の場所に集中するなど。支援者の手を差し伸べればいいだろうという態度に、自己満足と傲慢さを感じていました。そのような行為は結局、自立よりも依存を深めただけです。そんな人たちがマスコミによってヒーローのように扱われていたことに、いまも違和感を感じています。

2013年5月14日JEN西村真由美
JENプログラムオフィサー西村さん(当時)

さて、西村さんですが、この講演の1〜2年後にJENをやめて、石巻の「上釜を愛する会」の事務局で、上釜地区のコミュニティ再生の支援をしていました。それについては2018年の復興ボランティア学で話していただいてますので、のちのお楽しみです。そして、いまは石巻を離れ故郷の九州に戻っているそうです。

(追記)
「上釜を愛する会」は2011年3月11日に解散しました。

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