もくじ
チーム王冠 伊藤健哉 Part4-2
動画は2020年6月2日「復興ボランティア学」、チーム王冠の代表・伊藤健哉さんのお話です。2020年はオンライン開講でしたから4本の動画で提供して頂きました。今回は4番目の動画を2分割したものの2/2本目になります。2020年チーム王冠のラスト動画です。
在宅被災者の支援活動を続ける「チーム王冠」。災害復興には既成概念や既得権益が大きな壁となっていました。伊藤代表が、ボランティアこそが、その壁を超えることができると言っています。その意味とは。
「災害ケースマネジメント」の認知を広げるために専門家の知恵を結集しています
災害ケースマネジメントを広める活動が、いま一番求められている活動と考えています。報道関係者の人たちとの議論、支援団体との議論、そういうことを経て第1回目「災害ケースマネジメント構想会議」を開催しました。第1回目で224〜5人かな、第2回目も30人ぐらい集まったと思いますね。第3回目で40数名、参加者には国会議員、県議会議員、弁護士、支援団体、お医者さん、福祉士など、なかには海外の高校生も、ぜひ勉強したいということで視聴という形で参加をしてくれました。
「災害ケースマネジメント」っていうのは新しい取り組みだし、制度とか。考え方はあるんだけれどもその仕組みとか、法律っていうのはまだありません。鳥取県だけがの条例で、災害ケースマネジメントの実践っていうのを決めていて、一定の効果を上げていると伝え聞いてます。
「しがらみ」のないボランティアこそが社会変革の原動力となり得る
これはボランティアがやることなのかっていう問いかけがあるんだけれども、逆に言うと、これはボランティアでしかできないんじゃないかなと思ってます。概念とがガチガチに凝り固まった考え方、何かの組織に当てはまっている人たち、自発的に自分の新しい考えを述べることができない人たちが多い中で、何にも縛られない自由な発想、一番正しいことを選択できるのはボランティアだけだと思います。
もしかしたらボランティアだからこそ提言できることなのかなと、今は思ってます。なので、こういう形でお会いできる日があるかどうか分かりませんが、先ほどの自分からのお誘いというか、一緒に災害ケースマネジメントという考え方を広める取り組みを、どんな小さなことでも構わないのでボランティアとして協力していただければ嬉しいなと思います。以上で、自分のお話を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。(終了)
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