もくじ
チーム王冠 伊藤健哉 Part3-3
動画は2020年6月2日「復興ボランティア学」、チーム王冠の代表・伊藤健哉さんのお話です。2020年はオンライン開講でしたから4本の動画で提供して頂きました。今回は3番目の動画を3分割したものの3/3本目になります。
在宅被災者の支援活動を続ける「チーム王冠」。これからの災害で、在宅被災者という被災弱者を生み出さないため何ができるのか。その解決策として、専門家の知恵と技術で、ひとりひとりの困りごとを解決する支援が求められています。
ひとりひとりの困りごとに寄り添った支援が必要とされています
自分はこの活動を通じて様々な人と出会うことができました。活動を続けているうちに津久井先生のグループで「災害ケースマネジメント」っていう新しい考え方、言葉が生まれてきました。
「災害ケースマネジメント」っていうものは、一人一人に災害が起きると困りごとは人それぞれです。100人いれば100通りの違う困り方をしているので、簡単に言えばオーダーメイドの支援をしなければいけません。被災者弱者に対しては特にそうです。自力で何とかできる人よりも、なんともならない人を弁護士だったり、お医者さんだったり、行政マンだったり、そういう様々な専門職の人たちの知恵と技術で解決できることがあります。
それがないと、逆に解決できないので、一人一人のオーダーメイドの支援をやりましょうというのが「災害ケースマネジメント」っていうものの考え方です。災害ケースマネジメントをなんとか、広めていきたいと考えています。自分たちは新しい行動をしていて、講義を聞いてくれている学生の中からも協力をしてくれる人を募っていきたいなと思っています。
「災害ケースマネジメント」をスタンダートにしたい
今度は4回目になるんですけれども2020年7月12日に、「災害ケースマネジメント構想会議」という会議を開いています。自分たちはこの災害ケースマネジメントを、災害が起きた後にスタンダートな災害支援の形にしていきたいと考えています。
この災害ケースマネジメントを何とかして広めたいと、徐々に徐々に広がっているという認識はあるんだけれど、もう少し広く、一般の人にもそういう支援の仕方は当たり前だよねっていうところまで落とし込んでいきたいと思っています。なので、それをどうしたら実現できるかっていうことを、一緒に考えてみてください。(Part4-1へつづく)
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