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プレーワーカーズ 廣川和紀Part1-3
動画は2020年7月7日「復興ボランティア学」、プレーワーカーズの理事・廣川和紀さんのお話です。2020年はオンライン開講だったので、授業内容を4本の動画で提供していただきました。今回は1番目の動画を3分割したものの3/3本目になります。
山で立ち枯れている大木を切ったり、自分の身長よりも深い穴を掘ったり、遊びを通して子どもの冒険を支えている廣川さん。プレーワーカーは、子どもに寄り添うことで、大人も多くのことが得られる魅力的な仕事と言っています。そんなプレーワーカーの仕事の魅力ってどこにあるのでしょうか。
子どもと一緒に木を切ったり、穴を掘ったりが楽しい
子供に関わるボランティアって面白いと思っています。自分も楽しんいるんですけど、何で面白いかっていう話をちょっとしようと思っています。
皆さんは立ってる木を倒したことってありますか。しかもノコギリ一本で。もう腐り始めた木だったんですけど、グラグラで、いまにも倒れそうで、子供と一緒にこれ倒せるかなーとか言って、ノコギリ一本で切ろうとしました。でも外側は結構ぶよぶよだったんだけど、中の方まで行くとさすがにしっかりしていてそれを一生懸命切っても、まだ立っている。これ倒れたらどっちに倒れんだろうねーとか言いながら、倒れてきたら結構やばいじゃないとか、そういうことを喋りながら、ギコギコやることを楽しんでいました。
あともう一個、穴掘ったことありますか。みなさんも地面に穴掘ったり、砂場に穴掘ったりってしたことあると思うんだけど、自分の背の高さぐらいになったことって、なかなかないと思うんですよね。しかも、山の上で遊び場やってった時なんですけど、もうほんとうに岩盤なんですよ。これ子供が入るぐらいだから、1メートルぐらいの深さまで掘っているのだけど、最初カタすぎて五寸釘という長い釘と金槌で、ひたすら砕いてね。頑張って、頑張って、頑張って、何日も、何日も、何日もやって、こんな大きな穴をあけていました。
男の子からすると結構ロマンなんだけど、理解できない人もいるかもしれません。こういう穴掘りっていうのは結構楽しくて、自分もやったことがないことを、子供と一緒に、誰かと一緒にわーっと言ってやるってのが、面白いところだと思うんですね。
「楽しいから」ボランティアはやめられない
なゴミ拾いが悪いとかいうわけじゃないけど、ゴミ拾いみたいみたいに誰かに何かをしなさいって言われてやるボランティアっじゃなくて、こうやって楽しい活動がボランティアなんだなーって。
そうやって子供に関わる活動というのが、自分はずっと楽しかったんです。だから、ボランティアをやっているから、すごい人とか、偉い人とか、そういう感覚は、まるでなかったっていう感じです。むしろ面白いのになんでみんあやらないのかな、楽しいのにな、居心地いいのになって、そんな気持ちでした。そういうことが、自分のボランティアのイメージだったんです。
けれども、自分の周りの友達とか、会社入ったあとの上司とか、その同僚とかはそう見てくれないので、ボランティアっていう言葉を何か勘違いしてるなと思っていました。だからボランティアっていう言葉を使うのが嫌いだったっていう話です。嫌いだったけれども、ボランティア自体が嫌いだったわけではなく、ボランティアっていうのは、すごく楽しいなって思っていました。
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