1-2.10年目を迎えて、これからの活動(2020年にじいろクレヨン)

2020年 にじいろクレヨン Part1-2

津波の街だった石巻で子供たちの遊び場づくりをスタートした「にじいろクレヨン」。Part1-2、Part1-3は、代表の柴田さんに、講座を担当する山崎がインタビューをするかたちで進行してます。10年間年間続けると宣言して始めた活動は、今後も継続していくのでしょうか。柴田さんに聞きました。

動画は2020年6月30日「復興ボランティア学」、にじいろクレヨンの代表・柴田滋紀さんのお話です。2020年はオンライン開講だったので、お話しを4本の動画にしていました。今回は最初の動画(4本目の1番目)を3分割したものの2本目になります。

10年間活動を続けるという話でもうあと1年ですけど、この先続ける意識とかってあるんでしょうか

やってきて感じているのは初めは子供の心のケアというか、悲しい気持ちや苦しい気持ちそういったものに寄り添っていこうということで10年間続けてきました。やりながら感じていたことは、我々が直接的な支援をするだけでは限界があるということです。そして、では何ができる、何をすべきかなと思った時に、我々だけじゃなくて、そこに住まう人たちみんなが、子供たちを見守ってくれる環境を作っていくことが大事だと気づきました。なので、今は子供達を見守ってくれる大人達を増やしていこうていう考え方に変わっています。それは震災とかそういうことでは関係なく、日常から今子供たちが見守ってもらえる環境が少なくなっていると感じていますので、これからも活動は続けていきたいと考えています。

いまの活動地域と拠点がどこにあるのか教えてください

本拠地は石巻市内に事務所があります。事務所自体は大街道釜地区にになります。活動も大街道釜地区はもちろんのこと蛇田地区、蛇田は広いんですけれども旧蛇田地区でも活動しています。向陽小学校の小学校校区でも活動してます。また震災で新蛇田地区という地域が生まれましたので、その地域でも活動しております。また仙台の田子西地区というところでも活動を継続しております。

石巻の新蛇田地区ってどういうところなんですか

元々は全て田んぼで、そこを造成して新蛇田地区が作られました。そこに住まう人たちは、私も含めですが沿岸部に住んでいた人たちです。津波の被害で、同じ場所に住むことができなくなった人たちが移転してます。大体2000世帯の人たちが移転をして生活をしている地域になります。大きく分けると「のぞみ野地区」と「あゆみ野地区」に分かれるのですが、そこが新蛇田地区にあたります。防災集団移転地域なっていまして、復興公営住宅と戸建てを建てる地域が合わさって、新蛇田地区というのが構成されています。

動画Part1-2(にじいろクレヨン)

やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援、復興起業家育成に関わってきました。大学では、震災復興を考える講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまてめて、公開しています。

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やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援や復興起業家育成に10年間携わってきました。現在は震災復興に関する講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまとめて公開しています。

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