10. 日本全国から集まった11万人

石巻市社会福祉協議会

東日本大震災の災害ボランティアセンターで奮闘していた、石巻市社会福祉協議会の阿部由紀さん。災害ボランティアセンターで受け入れたボランティアの数は11万人を超えています。参加者の分布を都道府県別でみると、地元の宮城県からのボランティア数は4位でした。

2014年4月22日 石巻市社会福祉協議会 阿部由紀Part10

受け入れたボランティアの都道府県分布

これは災害ボランティアセンターで受け付けた都道府県別の人数です。確か宮城県は4番目ぐらいに多いです。1番は東京です。

東京の他に多いのが愛知県、兵庫、大阪、神奈川、千葉です。宮城県はギリギリ4番手で踏ん張ってくれました。内陸の方々や、あと当時石巻市民だった高校生、石巻商業の野球部、それから石巻高校の柔道部が真っ先に来てくれたのを今でも憶えています。その人たちが最初のボランティアでした。

住所が分からない、住所不定無職みたいな方々は全部東京に入れているので、東京が膨らんでいるのは仕方ないです。たくさんいました。

なかには、エジプトって書いた人もいます。この間エジプトが石巻に来たのでちょっと飲みました。彼は今、中国に行っていて、世界をまたに掛ける方で、彼は何を考えているのだか分からないですが、今は商社に勤めています。

全国の社会福祉協議会の支援

全国からの社会福祉協議会から人的な支援があったというのも事実です。全国からこのような形で支援がありました。これは全国社会福祉協議会という、我々のトップの組織です。そこからの指示によって調整されて来た人たちです。

あと県内では大崎市の社会福祉協議会が延べ503名ほど来てくれたのは大きいと思います。この先、大崎で何かあったら、絶対に石巻は行くことになります。

ほかにも、物資関係や寄付金関係を1,000万ほどいただきました。社協への寄付金は合計で4,000万いただいています。復興支援事業では、社会福祉協議会は会費とかがもらえてないので、それを事業費として使わせてもらっています。

やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援、復興起業家育成に関わってきました。大学では、震災復興を考える講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまてめて、公開しています。

関連記事

団体別インデックス

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事

  1. 12.東北で手仕事のタネを育てたい

  2. 11.笑顔の最大化がゴールです

  3. 10.OCICAが切り開いた外の世界

  4. 9.売るためにはデザインが鍵だった

  5. 8.鹿のツノでものづくりをしよう

やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援や復興起業家育成に10年間携わってきました。現在は震災復興に関する講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまとめて公開しています。

TOP
CLOSE
Translate »