今回は自分の「地域を知る」ことについて考えていきます。災害が起きたときに、自分はどこへ避難したら良いのか、あらかじめ地域の避難場所を知っておく必要があります。さらに、意外と知らない避難所の種類についても説明があります。
もくじ
2014年4月29日ピースボート災害ボランティアセンター
小林深吾 Part5
ハザードマップで避難場所をチェック
次、いきます。「地域を知る」。この中で、自分の家から避難する所、避難場所が分かるという人はどのくらいいますか。半々……、半々もいかないぐらいですね。
「分からない」と答えた人は、石巻市だったら石巻市、仙台だったら仙台、それぞれ住んでいる所の、例えばハザードマップとか、防災マップとか、避難所マップというのを、その市区町村が出していますので、それをちょっと確認してみてください。ネットから見ることができる場合もありますし、役場などに行って紙でもらえる場合もあります。
ただ、その地区によってハザードマップの呼び方が違うので、大事なのは、被害の想定が分かる地図です。例えば、浸水エリア。津波が起きたときに、どのくらいの所まで津波が来るのか。木造家屋が密集しているのだったら、燃える場所がどういう所なのか。役立つ施設がちゃんと載っているかどうか。市役所とか、病院とか、そういったものです。
あとは、ちゃんと避難所とか避難場所が分かるような地図になっているのかというのと、自宅から避難所までのルートが分かるようなもの。あんまり広すぎる地図だと、どこまでどうやって行ったらいいのかが分からないこともあるので、そういった地図を準備しておくといいと思います。
例えば、震災が起こってiPhoneが使えなくなった。でも、物資配布を何々中学校でやっています。でも、普段、そこの中学校には行ったことがないから、どこにあるか分かりません、といった場合。具体的に紙媒体の地図があると役に立つかもしれないですね。ちなみに、石巻市ではウェブサイトでアップしています。
地域で違う避難所の名前や機能
少しややこしいのですけれども、その市区町村によって指定されている避難所、避難場所というのが違います。それは東京でも呼び方がちょっと違うし、石巻でも呼び方がちょっと違うので、住んでいる所にある場所を確認しましょう。
石巻市の場合、みんなが想像する避難所。例えば、学校の体育館で避難して生活を、寝泊まりをするような生活をする避難所は、「避難生活避難所」と呼ばれています。これが、学校とか公共の施設、公民館とかも含めて、避難をしたときに避難生活を送るための施設です。
実はほかに2つあるのです。一つは、「緊急時避難所」。これは、身の安全を確保するために、緊急一時的に避難するための施設。東日本大震災のときには、一部浸水したものの、上の階の使用はすることができた。被害の程度によっては、安全が確認されれば生活避難所として使う。
例えば、沿岸地域の場所。海岸線沿いに近い学校とかは緊急避難所に指定されているんだけれども。それは、そこでもう生活避難所として使えなかったら、生活避難所に移らなければいけないことになりますし、安全が確認されればそこで避難生活を開始する、というふうに石巻市ではなっています。
もう一つ、「緊急一時避難場所」というのがあります。これは、特に石巻は津波が来る可能性がありますので、緊急一時的に避難するための公園とか屋外とかを指して言っています。例えば、日和山とか、そういった所になります。避難所としての施設とか設備はないけれども、地震が起こって津波警報が鳴って、逃げなきゃいけないときに、最初に逃げる所です。
こういった情報が載っている防災マップとかハザードマップを、自分の地域、住んでいる所で手に入れておきます。なので、これを持っていないという人は、『家に帰ってからやることリスト』に書いてください。いいですか。
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