「わが家の災害対応ワークショップ」というテーマで、ピースボート災害ボランティアセンターの小林深吾さんからのお話しです。Part2では家族について知ろうでした。今回は災害に備えて自宅がどれだけ地震や火災に耐えられるのか、自宅の築年数や構造を確認しながら分からないことをリストアップしていきます。
もくじ
2014年4月29日ピースボート災害ボランティアセンター
小林深吾 Part3
1981年以前に建築された建物は要注意です
「自宅のことを知る」。自宅のことを知るというのも、すごく大事です。例えば、家の築年数を知っていますか。家の築年数を知っている人。築年数は幾つですか。14年ですね。これは、何で今聞いたかというと、逆に言うと、皆さん築年数を知らないということですよね。
築年数が今ちょっと分からないという人は、『家に帰ってからやることリスト』に「家の築年数を調べる」というのを書いてください。いいですか。今、家の築年数が分からないと言われた方、思った方。『家に帰ってからやることリスト』に「家の築年数を調べる」ということを書いてください。いいですか。
なぜ、この築年数が大事なのかというと、1981年に建築基準法が変わったのです。1981年より後に建てられた建物というのは、耐震構造が強いと言われています。逆に、それより前に建てられたものは、耐震構造が弱い建物が多いと言われています。
なので、築年数が33年以上の家に住まわれている方は、「うちの家は、耐震構造は大丈夫かな」ということを調べる必要があります。行政によっては、耐震構造を調べたり補強したりするのに、助成金とか補助を出しますという市役所とか区役所があるので、それも併せて調べるといいかもしれません。
家の構造をきちんと把握していますか
じゃあ、建物の造りを知っていますか。木造のおうちに住んでいる人。1人。鉄筋コンクリートに住んでいる人。家の造りが分からないという人は、家に帰ってから調べる所に書いておいてくださいね。
これも、基本的には木造家屋も新しければ大丈夫だと思うんですけれども、古い家だと、やはり耐震構造が弱いといわれたり、あとは火災に気を付けなければいけない、ということがあるかもしれません。
住居階数は何階ですか。高い建物に住んでいる人。例えば、10階以上の建物に住んでいる人。ほとんどいらっしゃらないですね。高い建物は、普通の平屋とか、2階建て3階建てとかよりも、地震のときに2倍から3倍ぐらい揺れると言われています。
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