河内さんと大学のサークルメンバーで、2001年に旗揚げしたNPO法人「み・らいず」。いまでは、1年間に500人もの関西の大学生をボランティアとして巻き込んで活動をしています。福祉関連の資格を持った学生が、障害者の子供たちのできる可能性を広げる活動を企画し、さらに一般の大学生がボランティアで関わったりしています。
もくじ
2014年5月13日 Edge 河内崇典 Part8
学生をボランティアに巻き込む
1998年です。何年前ですか。そう。15年ぐらい前に皆さんと同い年のときにサークルを立ち上げました。学生で立ち上げたサークルだけれども、意外と会社にもなるもんですね。
僕は一旦外に出て社会を勉強しようということで、サラリーマンをやりましたけれども、2001年に戻ってきてNPO法人、NPO法人なんて友達10人集めたらできる法人ですから、いつでもすぐ立ち上げることは可能です。
特徴的ですけれども、うちは学生のころに自分がガイドヘルパーであったりとか、ボランティアとしてやっていたのもあって、今もなお多くの大学生が巻き込まれてやっています。だから皆さんが今日のこの話を聞いて、だいたい1パーセント動きます。
100人いてるなら、7~8%、7人ぐらいはやってみようかなと思う人間が出てくるんですよ。そういうこともあって、いろんな講演の機会をいただいて、やりませんかっていう声をかけていってます。
大学生活おもんないなら自分で変えませんかと、そういう声かけをしていって、だいたい100人おれば動くのが6~7人、今もなお多くの学生たちが資格を持って活動してくれています。
例えば、ガイドヘルパーの資格を取ったりとか、ホームヘルパーの資格を持ったりとか、資格がなくてもそういう子どもたちのボランティアとして入ってくれるような学生たちが200名います。1回ぐらいまで来る人のようなことをカウントすれば、500名ぐらいの関西における学生たちがみ・らいずに関わりながら活動の方をしてくれています。
無資格でも関わり方はいくらでもある
例えば自閉症であったりとか、知的の子であったりとか、ダウン症の子たちを対象に大学生たちがイベントを企画して、当日ケガのないように気をつけています。これは、たぶんお花見だと思うんですけども、本人さんたちがやれることの可能性を増やしていくことを学生たちが企画運営して、しかも資格を持ってやっています。
もちろん学校の先生になりたいような学生もいれば、社会福祉で働きたいような学生もいます。もちろん学部とか全然関係なく興味を持って関わってきてくれるような学生たちっていうのも多いです。僕自身今も無資格ですから、なんの資格もない。でも宅建持ってます。宅地建物取引主任者、だから分譲マンション売ったり、土地を売買することは可能です。
放課後とデイサービスですが、最近、障害児の子どもたちの放課後支援、お母さんが働いてたり、共働きしてたりして、特別支援学校とか学級から帰ってきた子どもたちが一緒に部屋に遊びに行く場所があります。
お兄ちゃん、お姉ちゃんたちと一緒に遊んだりとか、駄菓子屋さんに行ってお菓子を買ったりとかしています。この学生たちはたぶん無資格ですね。これから資格取ろうかなとか、資格がないから関われるようなところに関わってくれてるような学生たちが多いです。
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