13.目の前の課題を自分ごとに

エッジ

目の前にある課題を自分ごとのように気づいて、その課題を解決する学生が増えて欲しい。復興ボランティア学のような授業を通して、地域に巻き込まれたり、ボランティアしたり、課題を解決するために起業したり、そうなってもいいのでは。被災地に住んでいる学生が、今後どのように地域へ関わって行くのかに関心があるのだと、河内さんは語っています。

2014年5月13日 Edge 河内崇典 Part13

エッジという団体がしていること

今日本当はこれでしゃべれっていうお題だったんですが、はい。阪神大震災です。

1995年なんですね。僕が高校3年生のとき、この時ボランティア元年といわれ、1998年にボランティアにその法人格を渡そうということで、NPO法ができてます。

関西はだから数多く、僕みたいな活動してる人っていうのはそんなにまれではなくて、結構、学生から起業したりとか社会起業家学科たるものがあったりしてます。

でも、この大学もそうですけども、こういう授業から起業家になろうかなという人たちが増えてきているので、ぜひぜひアンテナ張っていろんなNPOを勉強してもらえたらいいのかなっていうのを思っています。

ということで、エッジという団体があって、先ほど言ったように、皆さんがもしボランティアサークルであったりとか、そういう社会的な課題をビジネス的な手法を使って解決していきたいなと思ってる人たちもサポートしますよとかサポートする団体がいっぱいあります。

東京で言えばエティックという団体があったりとか、関西で言えばエッジという団体があったりとか、もちろんせんだい・みやぎNPOセンターさんであったりとかいろんな団体があるので、自分なりにアンテナを張って興味関心を持っていただけたらいいのかなっていうことを思っています。

これからの復興にどう関わるのか

何度も言ってるように、僕は阪神淡路大震災を間近でいたわけだけれども、高校3年生っていう壁があってボランティアってを知らない。浪人をするので、浪人をして大学生で障害を持った人に出会うってまでボランティア活動っていうようなものに全く興味なかったんで、なんにもしてないし、なんにも知らなかった。

だから大学の1、2年まで2年も阪神淡路大震災以降、2年3年たったところでも知らなかったわけです。なのであのとき大学1年生だったら自分は何していたんだろうとかっていう興味はありますけれども、なんか阪神淡路大震災をいかしてとかっていうのはほとんどない。

ただ、なぜか経験がないにも関わらず、3月17日から被災地に入ってきて、障害を持った人たちや不登校、引きこもりの人たちとの支援の専門性をいかして、現地、石巻で活動させていただいたんです。逆にこれから皆さんがこういう授業を通してとか、石巻っていう被災した場所に住んでいて、そのようなところで気づけている人たちが、復興にどう関わっていくかっていうところに僕は関心があります。

地域に参加して課題解決を

もう最後なのでメッセージになると思うんですけれども、どのようになっていけばいいのかなんて僕は復興のイメージっていうのも分からないですし、この地域の中での復興っていう形がどうなっていくのか予測はできません。

ただ、目の前にあるような課題が自分ごとのように気づけて、学生たちが多く地域に巻き込まれていたりとか、地域に参加していって、その課題を解決してる人たちがより多くいてくれたらいいなと思っています。

だからどこからの誰かがどうにかしてくれるだろうという淡い期待ではなくて、自分たちもどこかで何かをするんだっていう思いを持って、その1人1人の数が増えていけば、この地域は豊かになっていくのかなと信じています。

その支援、サポートが必要であれば、自分も間接的に皆さんのような活動をサポートしていけたらなと思っています。また今日のこの話を聞いて、ほっとスペースや「 」やTEDICさんでボランティアしてみようかなと思う学生が増えればいいなと思います。

さらに、なんか自分で何かしてみようとかなんかボランティア参加してみようとか、子どもに声かけ変えてみようかとか、今日の日々の生活の中で1つでも行動が変わっていくといいなと思っています。

楽しい楽しい大学生活、自由な時間が一番あるときだと思います。多くの先生方がこんなけつかれていてサポートもしてくれていると思うので、先生方のネットワークっていうのもすごく数多く持たれています。

 だから今日の話を聞いて、私はこういう分野に興味持ったとかこんなことに関心持ったっていうのは、大学の先生捕まえて教えてもらったらいいんじゃないかなと思っています。ということで6時になってしまいましたので、講義、授業の方を終えていきたいと思います。ありがとうございました。

動画 Part13(2014年 Edge)


やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援、復興起業家育成に関わってきました。大学では、震災復興を考える講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまてめて、公開しています。

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やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援や復興起業家育成に10年間携わってきました。現在は震災復興に関する講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまとめて公開しています。

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