もくじ
2013年7月9日 プロジェクト結 長尾彰Part6
普段はチームビルディングを仕事にしている長尾さん。多くの小学校は避難所になっていたため、学校を再開するために教室を復旧したり、夏になったら授業で使うプールの掃除をしたり、先生たちは教育の他にも雑用に追われていました。そこで、プロジェクト結では「学校サポートセンター」設立し、先生たちが教育に専念できる環境徳利をするため、被災した学校の復旧業務を肩代わりしています。
避難所だった学校を教育の場に復活するお手伝い
これが「学校サポートセンター」業務で行った渡波小学校。この校舎は改修して、来年の4月からあらためてこの学校校舎を使ってオープンすることになりました。
校舎の中には避難所だったときの、たくさんのごみや、使われなくなった物がありますから、これを取り除くというお仕事をお手伝いしました。
これはプール掃除です。これはbeforeで、わーっとみんなで掃除をして、こんなにきれいになりました。今年はプール清掃を12~13校やりました。プール掃除だけで、2週間ぐらいで12~13校やりました。すみません、紹介します。中川綾さんです。プロジェクト結の理事です。よろしくお願いします。
これは、学校サポートセンターで文書の復旧をしています。学校は学齢簿というものがあって、これを永久保存しなければいけないという法律があります。津波ですべて流されてしまってなくなってしまった学校は、紛失届を出せばそれでオーケーなのですが。こういう言い方は良くないかもしれませんが、運悪く金庫が見つかって、中を開けたら泥だらけになった永久保存をしなければいけない書類が出てきた場合には、保存をしなければいけません。学齢簿というのは、どこの誰が、いつ、どの小学校に入学して、どれだけの所定の単位を修めて、いつ卒業したかという台帳です。
ちょうど今きれいにしているのは、富士ゼロックスとか東京にある文書の復旧を専門にしている会社の方に協力を仰いで、文書の清掃をしていたりします。特に学校で永久保存をしなくてはいけない文書の清掃をしていたりします。
これは図書整理です。学校に世界中からたくさんの本が届きました。図書室のシステムはもうこの70年ぐらい変わっていません。背表紙を開けるとそこにポケットがあって、ポケットの中に図書カードがあって。背表紙の部分には図書分類10進法で分類された番号が振られていて、その番号どおりに本棚に入るという仕事をしなくてはいけないのです。
いただいたものに関しても、それができて初めて図書室の本になるのです。今までだと、これは国語の先生が一人でやっていたところを、われわれにもできることなので、図書の整理をしています。これは渡波小学校の仮設の図書室です。
被災したPTAに代わってお手伝い
これは何をしているかというと、仮設の家に住んでいる人……。もう少し分かりやすく言うと、これは渡波小学校の朝の登校の見守りです。渡波小学校は、津波が来て水に漬かった今までの渡波小学校の校庭に、朝、バスが6台迎えに行きます。そのバスに乗って一山越えて、稲井小学校の校庭に建てられた、仮設の渡波小学校の校舎まで15分ぐらいかけて通学をします。
そのときに子供たちはバスに乗って学校に行くのですが、そのバスに乗るまでの安全を確保しています。今までだとこういったことはPTAの方がされていたのですが、地域そのものの、地域の世帯が少なくってしまってPTAもまだ上手に機能していないので、そのサポートをしていたりします。
これは「結のいえ」です。中里にある結のいえ。もともとカメイ調剤薬局だった所をお借りし、少し改造してこんなような託児をしています。これはちょうど今日の様子です。今日は暑かったので、お庭でプール遊びをしていたりします。中はこんな感じです。だいたい毎日10人から15人ぐらいの子供たちがやってきます。
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