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2013年5月7日 On the Road 魚谷浩 Part5
東日本大震災のボランティアをきっかけに「蛤里プロジェクト」に加わった魚谷さん。石巻の海や浜をきれいにするため、「石巻海さくら」の活動も手伝っています。蛤里プロジェクトともコラボレーションで活動をしているそうです。
※動画はありません。書き起こし文章のみです。
きれいな海や浜を取り戻すために
これ以外にも関わらせてもらっているプロジェクトとしては、「石巻海さくら」という団体があります。この団体の代表がプロのダイバーなんです。海に潜る人ですね。海に潜って、海の素晴らしさを伝えるのが本業だったんですが、今回石巻に入ったきっかけは、がれき撤去と遺体捜索だったんです。
その活動をしている中で、やはり本業である海のすばらしさを、人に知ってもらいたいということで、代表は仙台出身なんですけど、その彼が石巻の黄金浜に事務所を構えて、ダイビングショップを立ち上げたんです。
そのダイビングショップの代表を軸に集まっているのが、この石巻海さくらという団体です。女川と牡鹿半島の海に潜って、海をきれいにするために、がれきをみんなの力で集めるということを、やっています。
たくさんの人にきれいな蛤浜を見て欲しい
実はこの石巻海さくらと、蛤里プロジェクトのコラボレーションが、今月26日に行われます。この蛤浜の海に、海さくらのダイバーが潜って、まだ海の中にあるがれき等を撤去してもらいます。
その時に、まだないんですけど、キャンプ場のような設定にして、石巻海さくらに関わたボランティアさんに、バーベキューをしてもらいます。ボランティアに来ておいしいものを食べてもらう、石巻のいい物を食べてもらうということを、一緒にやろうと思っています。
もしお時間がある方がいらっしゃいましたら、5月26日なんですが、名前が「おらいのumihamaそうじinはまぐり」っていう題名で、今回掃除をやります。前回牡鹿半島の狐崎というところで、久しぶりに大きな仕事をやりましょうとボランティアさんに呼びかけて、そのとき100人ぐらい来たんです。今回は50人くらいを目標に、蛤浜に来ていただいて、浜をきれいにしようと思っています。
僕たちが進めていることは、ただ単に浜をきれいにすることではなくて、たくさんの人に海に入ってもらって、きれいなところを見てもらいたいのです。
海はゴミ捨て場ではありません
蛤浜に行くようになってから、よく牡鹿半島のほうを歩いたり、または自転車で走ったりするんですけど、普段車では見えないところに、思いもよらないようなゴミがあったりします。それはビジターズの産業を進めるにあたって、非常に不利なことと思っているんです。
とにかく牡鹿半島の谷を歩いていて、海を見下ろすと、すごい量のゴミがあるんです。これ残念ながら、震災がれきとかじゃなくて、家庭ごみなんです。やっぱりそういったゴミっていうのは、僕たちよそ者からしても、この好きな石巻へ、みんなに来てもらいたくて呼ぶには、すごく不利になる。
できれば自分が捨てたゴミは持ち帰って、自分で処分をしていただきたいと思うんですが、残念ながらそうできない。捨ててあるゴミっていうのは、誰のものかわからないのです。ということは、善意でやらなければならない。僕たちはもともとボランティアっていうキーワードをきっかけに集まっていますから、そういうことをやるのはへっちゃらなんです。
ゴミを拾って郷土愛を深めよう
でも、僕たちだけ、よそ者だけがやるんじゃなくて、できれば石巻の人だったり、近隣の方々にも一緒に参加していただいて、ゴミ拾いをして、その土地を愛してもらいたい。そういうことによって、さらに郷土愛というのが、深まるのではないかなと思っています。そういった活動を、こんど蛤浜でやるので、ぜひ時間がある方は、ご参加いただきたいなと思っています。
ちなみに、この海さくらの活動、フェイスブックとかで、この「おらいのumihamaそうじ」と検索したら出てくるので、そこから参加していただくということもできます。皆さんぜひご参加ください。
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