4.カフェ「はまぐり堂」のオープン

On the Road

2013年5月7日 On the Road 魚谷浩 Part4

東日本大震災のボランティアをきっかけに石巻へ定住した魚谷さん。On the Roadを辞めたあと「蛤里プロジェクト」に加わりました。プロジェクトで最初に手がけたことはカフェ「はまぐり堂」をオープンすることでした。

※動画はありません。書き起こし文章のみです。

「はまぐり堂」の営業がスタートしました

それで動き出したのが、11月ごろでした。現在3月11日に、この蛤浜にある亀山先生のご実家の築100年の古民家を改装して、「はまぐり堂」というカフェをプレでオープンすることができました。

いまは週末を利用して営業させていただいています。5月13日からは、平日も営業できるように新たなスタートをきろうと思っています。皆さんには、ほんとに蛤浜の素敵な空間が味わえるので、来ていただきたいなと思います。
ちょっと変な営業みたいになってますね。今日は授業しにきたので、営業はそれぐらいにして、蛤浜に関して、これから進めるプロジェクトを説明させていただきます。

ただカフェをやって、自己満足で終わるっていうのは、このプロジェクトのメインではありません。これから蛤浜、さらには牡鹿半島、そして石巻、東北と、この地域にいろんなエネルギーを持っていきたいと思って、蛤浜でできることを常日頃考えています。

必要なことを考えたら楽しいことだけ残った

蛤浜の立地条件を利用して、今後何ができるかというと、現在はカフェをオープンしているんですが、今後、宿をつくることを検討しています。そのあとにキャンプ場をつくって、海での遊びや、山での遊びを広げていきたいなと思っています。

楽しいことを描いていたわけではないです。ほんとに必要なことは何かと考えた時に、楽しいことが残ったんです。キャンプやマリンレジャーなどが、だんだん蛤浜でできてくるようになると、そこに子供たちを呼ぶことができます。できれば僕は、ちっちゃいころに親に遊ばしてもらったような、自然とともに遊ぶことを、子どもたちに提供したいと思っています。

なので、こういうキャンプやマリンレジャーは、設備がしっかりしたものではなくて、できればみんなで一緒につくっていきたい。ここにいる皆さんにも、ぜひ来ていただいて、何かツリーハウスでも一緒につくりませんか。そんなことができれば、本当にみんなが誇れる蛤浜、さらには石巻、自分たちのふるさとにつながってくるんじゃないかと思っています。

このプロジェクトは、何年かかるかは、ほんとにわからないんですが、まずカフェをスタートできたということをきっかけに、これからチームのメンバーや、いろんな人のお力を借りて、進めていきたいと思います。現在、この蛤浜には、ボランティア団体さんが2団体ほど週末を利用して入っていただいています。まだまだやれることはあります。

やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援、復興起業家育成に関わってきました。大学では、震災復興を考える講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまてめて、公開しています。

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やっさん

東日本大震災の仮設住宅支援や復興起業家育成に10年間携わってきました。現在は震災復興に関する講座やワークショップを実施しています。ここでは、復興ボランティア学講座の記録をまとめて公開しています。

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