もくじ
2013年7月13日 め組JAPAN 河野心太郎 Part11
東日本大震災の支援活動を終えて、め組JAPANの活動報告で日本中を行脚している河野さん。石巻での支援活動に区切りをつけた、め組JAPANの子どもの遊び場づくり事業を引き継いだ「こども∞(むげんだい)感ぱにー」(こどぱにー)について紹介しています。ここでは、こどぱにーの代表となったケロちゃんが団体の活動紹介をしています。
子供と遊んだりするのが好きな方は、ぜひお手伝いに来て
ということで、そこの代表のケロちゃんがちょうど来ているので、ケロちゃんからちょっと、簡単に案内をしてもらいます。はい、ケロちゃんです。
(ケロちゃん)ここの場で、話をさせてもらうのは、実は2回目で。1ヶ月ちょっと前に、ボランティア募集ということで、お話を一回させてもらっています。が、しかし、あの後、誰一人としてボランティアの申し出がありませんでした。「どういうことですか?」みたいな。
なので、今日はリベンジということで、もう一度、私達の活動の紹介をさせていただいて、ぜひ若者たちに、子ども達と一緒にパワフルに遊んでもらいたいなと。高齢の方でも全然いいんですけど。ほんとに石巻の方たちに一緒に、子ども達を地域で育てるというところで、一緒に活動を続けていきたいなっていうことで、今日ちょっと立たせていただきました。
私達、め組JAPANで活動させていただいてきたんですけど、ボランティアに入ってもらう時の条件とで、長期でボランティアで来てくれる子に、なるべく遊び場に入ってもらっていました。なんでだか、わかりますか。やっぱり子どもたちって震災後、たくさんのボランティアの方とかと、いろんな関係を作って、もちろん良い思いというか、素敵な思い出とか、助けてもらった時の感謝の気持ちとか、育んできているんです。
けれど、私達の遊び場にボランティアの子が来て、週末とか、1回2回遊んで、帰っちゃう。子ども達はすごく楽しんで、盛り上がって、「また明日会える」とか、「来週また来る」っていう言葉が、よく出るんです。なんだけど、ボランティアで来た人たちは、ほんとに自分たちの空いてる時間で、東北まで来て、子ども達と遊んで、ほんとに良かったって言って、帰っていくんです。
もちろんそれすごく素敵なことなんですけど、やっぱり残された子ども達にとって、どうせ来週はもう、来ないんだよね、とか、もう2度とこの人とは会えないんだよねっていう思いが、少しずつ募っていくのが、遊び場で子ども達と接してて、すごく伝わってきたんです。なので私達は、できるだけ長くかかわっていける人たちを、ボランティアとして入ってもらっていました。
今私達4人で、め組から独立というか、形が変わって、「こども∞(むげんだい)感ぱにー」で活動させてもらっているんですけど、その時に、長く来てもらえる人って考えた時に、ちょっと体制が変わっているので、やっぱり地元の人達と一緒に、石巻の子どもを育てていきたいなって思ってます。なので、子供と遊んだりするのが好きな方は、ぜひお手伝いに来てもらえたらな、なんて思っています。
これ、最近雨続いていたでしょ。もうこれ、すごいかっこうの遊び道具なんです。最初は水鉄砲とか、水掛け合いをするんです。そのうち、泥掛け合いになって、もうグッチョグチョになります。私も今日は汚れてもいいぞと思って、着替えで水着を持って行ったんです。だけど、そんなことが、着替える暇なくはじまるんです。
なので、車から降りた瞬間に、もう水着じゃなきゃだめだっていうことに気がついて。この間は、一緒に遊んでたんですけど、私、帰りに水着で帰りました。着てた服がもう、グチョグチョだったので、帰り水着で帰ったのです。
まあこんな感じで、ほんとに子ども達が自由にのびのびと。どうしても学校とか、やっぱり社会に出ると、これだめよとか、みんなと一緒にこの時間に、これ終わらせないとだめよとか、集団社会の中では規制が多いんです。それはもう仕方ないことなんです。でもこの遊び場では、子ども達が命とか、大怪我にならないこと、あとは弱い者いじめはしないというところだけは、私達はすごく気をつけています。それ以外は、ほんとに子ども達の自由な発想の中で、のびのびと遊ばせたいなとやっています。
そういうところで、ほんとにこの震災で、いろんなものを経験し、抱えてきた子どもの中にあるストレスとかが、遊び場を通して発散されていくんだなっていうのを日々感じています。ぜひ私達と一緒に、石巻の次の世代を担う子ども達の笑顔を増やしていきましょう。もしご興味ある方は、後でパンフレットもお配りしますので、ぜひ声をかけてください。ということで、ありがとうございました。
(河野)はい。みなさんもぜひ、もう一回子供心を戻って、一緒になって泥だらけになって、遊んでみてください。
コメント