もくじ
2013年5月14日 JEN 西村真由美 Part1
国際協力の仕事にあこがれてJENへ入った西村さん。東日本大震災後、国際支援で培った開発手法で復興支援をするために、JENの職員として石巻に常駐していました。講座では「考える」ことがテーマとなっていたので、最初に受講生たちがグループになって、東日本大震災の復興支援で大学生ができることについて話し合いました。
東北では九州出身はマイノリティみたいですね
西村と申します本日はこのような貴重な機会を頂きまして本当に有難うございます。あんまりこういう場に慣れていないので、拙い話になるかと思いますけれど、おつきあい頂ければと思います。よろしくお願いします。
まずはじめに簡単に私自身の自己紹介をさせていただきたいと思います。出身はですね九州の宮崎県なんですけれども。ちなみに、この中に宮崎出身の方がもしいらっしゃったら手をあげていただけますか。さすがに、いないですね。九州出身の方いますか。いない。かなりこの中ではマイノリティだということで、心して話したいと思います。
私は18歳まで宮崎県で過ごしまして、その後皆さんと同じ大学生の頃は、福岡県の北九州の北九州市立大学で国際関係学科で勉強しておりました。小さい頃から国際協力に興味がありまして、そういう学校を選んだんです。例えば卒論はアフリカにおける子ども兵の社会復帰についてというテーマで書いいました。
あとサークル活動も皆さんあまり馴染みがないと思うんですけど模擬国連というサークルをやってたりしてました。模擬っていうのはの真似をするという意味なので、国連の真似事をするサークルです。当然そういうことに興味があったので、就職するときも国際協力の仕事をしたかったのですが、こういう業界って、なかなか新卒で入れる所ってないんです。
なので私自身も就職する時にどうしようかなって思って、まずは一般企業で経験を積もうと思いました。卒業してから4年間、営業職だったのですが、一般企業に勤めました。その後、JENに入ったのが2010年の5月ですから、ちょうどJENに入って3年たつぐらいです。
今日は「考える」をスポットにあてて話します
今日のテーマですが「支援の現場から自立を考える」と設定しました。テーマを見ていただくと支援とか、現場とか、自立とかといったキーワードが並んでます。今日はこの中でも最後の「考える」にスポットを当ててお話をしたいなと思っています。
考えるとはいっても、一人で悶々と考えると「悩む」になってしまうので、皆さんには「考える作業」をしていただきます。考える作業というのは人と話し合うことで、考えがまとまったりするので、これからグループになって話し合うことによって、自分の考えをまとめていただけれと思います。
考えてほしいことは、あとでお伝えしますが、10分から15分ぐらいグループで考える時間を取りたいと思います。その後に、できればの有志の3〜4グループに発表していただきたいと思っています。その後に私の方からJENの活動を20〜30分ぐらいで説明してから、もう一度考えて欲しいお題を出すので、また5〜10分ぐらい考える時間を取りたいなと思います。最後にまとめとして、また私の方で話をしたいなと思っています。
復興のために大学生ができることは何でしょうか
(受講生がグループに分かれてから)グループになれましたでしょうか。では考えて欲しいことをお伝えします。1点目は「石巻で今なにが起こっていて、どういう状況なのか」ということ、2点目は「その状況に対して、大学生は何ができるでしょうか」この2点について、話し合っていただきます。時間を10分ぐらい取りたいと思います。
(話し合いの時間が終わって)ありがとうございます。そろそろ話し終わりましたでしょうか。よろしいでしょうか。なかなか熱い議論が繰り広げられて、まだ話し足りないのかもしれません。どういう話がされたのか、この場で皆さんに共有してもいいというグループは、手を挙げていただきたいと思います。いらっしゃいますか。(手が挙がって)ありがとうございますお願いします。
学生:石巻は何が起こっているの考えたのですが、津波とかの影響で、これから内陸部に住みたいって人が多くなって、それで沿岸部の人口が減ってしまって、内陸部に人が流れてしまったため、沿岸部のお店の売り上げが落ちることがあると思います。それで沿岸部のお店は、あまり活性化されないのかと思いました。
ありがとうございます。あとは「大学生にできること」についても話はできましたか?
学生:まずボランティアが大事だと思います。それと、地元に就職することです。あとはボランティアの中に入るんですけど、仮設(住宅)支援です。
ありがとうございます。よかったら、もうひとグループぐらい共有していただければ嬉しいのですが。
学生:石巻は人が少ないくなったり、地元の企業とかが被災を受けてるってことだったので、その後学生にできることがあれば、それを復興させるために地元の企業と一緒に何かプランを立てたり、石巻の観光とかをどんどん盛り上げていこうみたいな話になりました。
いま共有していただいたのは、こういう質問って何が正解はないんですね。なので皆さんが、大学生にできることを考える時の何かヒントになればいいかなと思ってます。これからの私の話も含めて、少しでも何かのヒントになればいいかなと思ってお話しさせていただきます。
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